「Haven’t we met」

Haven’t we met

Haven’t we met


今まで、あんまり女性シンガーのものは好んで聞いてこなかったのだけれど、菊地先生プロデュース作が立て続けにハマったので、itunesで「ものんくる」と「けもの」と「小田朋美さん」を集めたプレイリストを作成。それをシャッフルでよく聞いている。
(かたやドミュニスターズとSIMI LABとMoe and ghostsと大谷さんの「JAZZ ABSTRACTIONS」を集めたプレイリストも作って、そちらもよく聞いている。)
菊地先生が関わっているから無条件で好きになっているのかというと、多分そういうわけでもない。
才能もすごいし音楽的にも質の高い女性アーティストは多々いると思うが、「女の子が女の子を励ますソング」とか、歌詞的に共感しにくいところもあったり、過剰にエモーショナルな歌い方が好みに合わないなどで、フレッシュさに惹かれて聞き始めてみても、やっぱり「あんまり好きじゃない。」という結論になってしまうことが多い。
菊地先生がどういう基準で、プロデュースに関わる女性アーティストをジャッジしているのかは分からないけれど、「けもの」「ものんくる」「小田さん」に共通して感じるのは、声の魅力の中に「イノセンス…それも狂気に近いほどのイノセンスさ」というのが含まれている、ということ。
自己顕示欲が前面に出てこないところが、自分的にもツボなのだろうと思う。
さて、その「けものんくる朋美」のプレイリストを繰り返し聞いていて、ふと何か足りないような、誰か忘れているような気がした。
…そうだ、このリストにさらに市川愛さんを足そう!
そういえば以前、一度手に取ったが買わずじまいだった、2nd ALの「Haven't we met」が、後からやっぱり買おうと思った時には品切れになっていて、そのままになっていたのだった。
ちょうどBEA-TONEをチェックしたら、「shop BEA-TONE特典、ライブ音源CD-R付き!!」とあるので、これはちょうどよいと即購入。
宛名書がベーアーさんの手書き?(笑)の封筒に入れられて、届いたCD。
曲数は少ないけど、バラエティに富んだ選曲で、市川愛さんの声の魅力が堪能できる、いい盤。
狂気に近いという感じとはだいぶ違うけど、やはり透明感のある歌声からはイノセンスさを感じる。
これは菊地先生は直接関わってはいないけれど、類家心平さんがトランペットで参加していたり、「けもの」にも参加したベースのトオイダイスケさんもバンドメンバーのようだ。
これで「けものんくる朋美愛」のプレイリストになって、当分愛聴することになりそうだ。