「宮崎夏次系とは。」


先月のタマフルの「梅雨の推薦図書特集」で、星野源さんが紹介していたので気になっていた作品。
現在出されている単行本が3冊なので、まとめ買いしてみた。
宮崎夏次系という、まずそのペンネームがめずらしくて興味を惹く。
さらにその作品世界たるや、確かにこれは言葉で説明しにくい。
漫画でしかできない表現を追求したらここまできたか、という感じ。
画風も、普段自分が手に取る作品とは大きく異なるのだが、慣れてしまえばすごく魅力的。
登場人物の心の機微を細かく描いているので、地味な話かと思いきや、見開きで大胆な構図の驚くようなシーンが目に飛び込んできて、「なんじゃこりゃあ!」と口あんぐりにもなる。
読んでいてせつない気持ちでいっぱいになるが、なんとも不思議な世界に魅了されて、妙な読後感。
…不思議な作家さんだなあ。

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