「聖者たちの食卓」


UPLINKで「トム・アット・ザ・ファーム」に引き続き、「聖者たちの食卓」を観た。
スタンプが溜まって1本無料だったので、65分の短いこの作品を観るのにちょうど良かった。

毎日10万食が巡礼者に無料で提供されている、ハリマンディル・サーヒブ<黄金寺院>の様子を映したドキュメンタリー作品。
ナレーションやテロップによる説明も、音楽もなく、ただその寺院での一日を見せるだけのシンプルな映画だが、面白かった。
多くのボランティアによって大量の食事が用意されているのだが、彼らの仕事ぶりを見ているだけでも面白い。
雑なんだけど、きちんと役割分担が出来てたり。
食事をもらう人々も、餓えた人が施しを受けているわけでもなく、美味しい食事を楽しみに来たというわけでもなく、その場に集まってみんなで一斉に黙々と食べるという行為自体が宗教的儀式として大切にしているという感じ。

ああ、人が生きるって、もっとシンプルでいいんだよなあ…ということがしみじみ分かった。
「食うことは生きることじゃ。(ジンベエ)」と、やっぱり観てたらカレーが食べたくなって。
(特にカレーが美味しそうに見える映画では全然ないんだけど。)
UPLINKの1Fのカフェ、tabelaでキーマカレー食べて帰りました(笑)。