「沙良さんのフォロワーを2万にするために。」

「粋な夜電波」第277回は、マンスリー・ガールフレンドとして「ものんくる」の吉田沙良さんをゲストに迎えての放送。
のんびり屋の沙良さん相手に今年の夏を振り返る、なごみトークの一部を文字起こししてみました。

Ology

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FOR ALL WE KNOW

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沙良 Twitterのフォロワー数が約2000弱のシンガー、吉田沙良です。
菊地 それを2万にすべく策を練っている、プロデューサー・菊地成孔です。
沙良 ふふ…どうしたらいいんでしょうか。
菊地 まあ…エロしか無いですよね。あの世界は。
沙良 それは…具体的には何をすればいいんですかね。
菊地 わかりませんか?
沙良 すいません。まったくわかりません。
菊地 でしょうね。
沙良 あの…私、なんらかの欠陥が…
菊地 え〜、来週はですね…
沙良 あっ…。
菊地 (笑)…来週は…今シーズンの最終回ということで、「(金曜)ロードクショー」。久しぶりに自分の本を読みたいと思いますけどね。そして、再来週…シーズン12の1回目が〈ソウルBAR〉という…かなり変わったかたちで。〈ソウルBAR〉によってシーズン12が開始さ…今言ったばっかりですけどね(笑)。ただ、それ逆さに言っただけですけど。
沙良 (笑)。
菊地 というかたちになっております。ま、そしてシーズン11のマンスリー・ガールフレンドを務めていただいた吉田沙良さんは、今月で卒業していただき、シーズン12の…(笑)…
沙良 今、聞きました(笑)。
菊地 冗談ですよ。吉田さんさえ良ければ、シーズン12の続投も…お願いできますでしょうか。
沙良 えっ…よろしくお願いします。
菊地 はい。
沙良 ぜひ!…びっくりしたー。
菊地 あの…がんばりましょう。
沙良 はい。
菊地 2万になるように。
沙良 よろしくお願いします。
菊地 エロしか無いですけどね、あの世界は。
沙良 エロって何したらいいんですかね。
菊地 (笑)…まったくわかんないですよね。
沙良 まったくわかんないです(笑)。
菊地 はい。なんらかの欠陥があるという事はないと思いますけども。
沙良 (笑)。
菊地 さて、そんな感じでですね。一個告知がありましてですね。はい。例えば、エロといえばこういう事だという言い方もできますが。
沙良 はあ。
菊地 えと、「モーションブルー」…我々よく…一緒にも出たことありますし、吉田さんの「ものんくる」のほうでも出た事がある、BLUENOTE系列の横浜店ですね。
沙良 はい。
菊地 あそこで、「モーションブルー」開店以来、初めてのディナーショーをやりますね。ま、晩餐会と呼んでますけども、これはワタシがプロデュースする…えと、文言読みますね。菊地成孔がペペ・トルメント・アスカラールと共に提供する『晩餐会 裸体の森へ』ということで、2016年の11月29日、そして間1日置いた12月1日と2DAYSでですね、ワタシがトータルプロデュースする…それはつまり、料理も酒もワタシがプロデュースする…もちろん音楽もプロデュースするディナーショーで…
沙良 おおー。
菊地 最初に食事を召し上がって頂いて、食後酒の乾杯と共にライブが始まるという事をやります。
沙良 お〜…エロいですね。
菊地 エロい…ですねえ。
沙良 これがエロですか(笑)。
菊地 これがエロだと思いますね。ワタシはなんかこれ…プライヴェートは違うんですけど、音楽表現とかが、もうなんかエロくなっちゃってるんですね。
沙良 うーん。
菊地 この日は、相当美味しいです。ワタシのほうで提案させていただいた、フレーバリー・シャンパンっつって、ま…シャンパンじゃなくてスプマンテですけど…要するにイタリアのシャンパンですけど、半分飲んでいただいたところで、フレーバー・エキスを入れるんですよ。そうするとすごい変わった味になるんですね。
沙良 へえ〜。
菊地 それで「うわっ、何だこの味。びっくり!」って言ってる間に演奏が…一音目がガーッと始まるっていうかたちになっております。
沙良 へえ〜。
菊地 もうすでに「モーションブルー」や関係各位のウェブサイトには、広告だけは載っておりますが、この日のメニューの内容、それから何でこういう事をするのかというワタシと店からの挨拶…。それと、ドレスコードがあるんですよ、この時ね。
沙良 ほう。ドレスコード
菊地 いちおう晩餐会ですから。ドレスコード…これはまあ、敷居が高いっていうよりは、むしろ最近流行りの遊びのドレスコードですね。
沙良 ふうん。
菊地 女子はなんかヘッドアクセがあったほうがいい、とか。
沙良 はい。
菊地 その程度です、はい。
沙良 ふうん。
菊地 詳しい情報は「モーションブルー」や関係各位のウェブサイトには…ま、今夜行った方は撮影や料理の内容の拡散もOK…フリーと致しますんで。飲み食いが好きな方、ペペ・トルメント・アスカラールの音楽が好きな方…ちょっと値段のほうはね、料理の値段とライブの値段が一緒になってますので、普段よりお高くなっておりますが、ま…たまにはこういった遊びも。こういう世の中ですから、贅沢な遊びをちょっとやってみようかな、というふうに考えております。え〜、こちらの告知も終わりまして、吉田さんは…どうですか。今後のご予定は。
沙良 ものんくる」はですね、10月に2本ライブがありまして。1本は9日…10月9日に「ARK HiLLS CAFE」…アークヒルズという場所でジャズフェスがあるんですよ。
菊地 ジャズのフェス!
沙良 朝の10時から夜の10時まででした…かな?…で、トリでライブします。で、今年ツアーしたんですけど、行けなかった所で、ちょっと悔やまれているのが大阪があって。
菊地 はい。
沙良 行きたかったんですけど行けなかった…ところに、「ZA FEEDO」っていうバンドのレコ発ツアーに対バンで出させていただく事になりまして。
菊地 はいはい、なるほど。
沙良 10月の13日に大阪に行きますので、是非ちょっとチェックしてみてください、大阪の方。
菊地 結構…常に活発ですねえ。
沙良 そうですかね。
菊地 はい。なんか…吉田さんとこう…半分、生活者みたいな感じで…
沙良 生活者(笑)。
菊地 暮らしてるだけ…っていうイメージですけどね。
沙良 はい、それ…ですけど。
菊地 ね?…お会いするとそういう感じですけど。話聞くと、すごい活発に…
沙良 そうですかね。
菊地 うん。デモテープもね、今鋭意制作中で、アルバムの制作にも向かっております。ま、来年度になりますが、TABOOレーベルから「ものんくる」の新譜も出るのだ、という感じで。
沙良 はい。
菊地 えー…夏ももう終わりですねえ。
沙良 終わります…ね。もう終わったような気分です。
菊地 ですよね。今年の夏はいかがでしたか。
沙良 夏ですか?
菊地 はい。海とか行かれました?
沙良 海…行かなかったですね。花火大会は見ましたね。
菊地 なるほど。浴衣で行くんですか?
沙良 いや、もう普通に…家から見ました(笑)。
菊地 なるほど。家から…家から見れるからね。
沙良 はい。
菊地 今年は水着も浴衣もない夏!
沙良 なかったですね。
菊地 かなり、女子としてはさみしい夏ですね(笑)。
沙良 そうですね(笑)。なんか…キャンプとかもしなかったし、バーベキュー…か、とかも友達と「しよう!」って言って、しなかったし。
菊地 はい。
沙良 なんか…寂しい夏…でした。ねえ?
菊地 吉田さんが言うとホントに寂しそうですね(笑)。
沙良 (笑)…でも、「COTTON CLUB」が楽しかったので。はい。
菊地 そうですね。結局ライブですよね。
沙良 そう、ライブで夏してます!
菊地 ライブね。そうなんですよ。だってボクも1回もプール行ってないもん。
沙良 (笑)。
菊地 ま…もう、入れ墨入れちゃったから、なかなか入れないですね。
沙良 入れ墨…超カッコいいですねえ。
菊地 あー、ありがとうございます。これはヒンドゥーの神様でガルーダ…ま、神様を乗せる鳥ですけどね。
沙良 すごいカッコいいです。
菊地 ヴィシュヌ神の乗り物です、これは。
沙良 へえ〜。
菊地 まだ、出来てませんけどね。来月完成しますけども。え〜…入れちゃえば?…吉田さんも!
沙良 入れたいですね(笑)。
菊地 入れたいですか。吉田さんのこっから…なんかブワーッと出てたら凄い迫力ですよね。
沙良 いや、腕とかは入れたいですよね。カッコ良さそうですよね。
菊地 レディー・ガガみたいじゃないですか、それこそね。
沙良 うーん。
菊地 カッコいいですよ。手足長いから。素敵ですよ。
沙良 いやいやいや。
菊地 自己更新っていうか、ちょっと吉田さんにドープな部分が出てきたな!っていう。
沙良 フフフ…そのうち入れるかもしれない。
菊地 おっ!ヤバいですねえ。死ぬほど痛いですよ。
沙良 何年後でしょう?
菊地 (笑)。ま、5〜6年待ってからだって遅くないですもんね、吉田さんはね。
沙良 そうですね。

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