「【悲報】沙良太郎、アニメ声に憧れていた。」

「粋な夜電波」第313回は、TABOOレーベルの歌姫3人がゲスト。5/31のライブイベントに向けて、意気込みを語っていただき、新曲も初O.A.。トークの一部を文字起こししてみました。

南へ

南へ

LE KEMONO INTOXIQUE

LE KEMONO INTOXIQUE

I want you to want me

I want you to want me

菊地 え〜、ワタクシのコンプレックスは、「背が低いこと」です。背が高い奴はみんな殺してやる!…菊地成孔です。
市川 私のコンプレックスは、「骨盤が張っていること」です。ケツの小さい女は全員ボコってやる!…市川愛です。
青羊 えっと…コンプレックスはありすぎて、よくわかんない(笑)…青羊(あめ)です。
沙良 私のコンプレックスは…「背が高いこと」です。背が低い人はみんな殺してやる!…吉田沙良です。
菊地 (笑)。
市川 逆だ。
菊地 殺し合いじゃないですか(笑)。
市川 殺し合いですねえ。
沙良 殺し合いしましょう。
青羊 怖いよ〜。
菊地 殺し合いしましょう。はい。僕ねえ…NHK…言っちゃっていいと思うんだけど、NHKにね、「SWITCHインタビュー」ってのがあって。「達人達(たち)」つって。お互いクリエイターがインタビューし合うっていう番組があるんですよ。
沙良 うん。
菊地 そんでね、モデルのTAOさんという…
市川 いらっしゃいますね。
菊地 うん。モデルのTAOさんと僕と(笑)…NHKも意地悪だと思うんですけど、僕とモデルのTAOさんの対談があって。で、TAOさんは背が高いことをすごい悩んでるの。90近くあるわけ。
沙良 ふーん。
菊地 「私、とにかく背が高いのが嫌で。」っつって。で、僕と二人で立つとこんな感じなんですよ(笑)。
市川 うんうんうん。
青羊 (笑)。
菊地 「僕、とにかく背が高い奴が来ると、ぶっ殺したくなるんですよね。」っつったら、「私、背が低い女の子見ると、ぶっ殺したくなります!」って言ってて(笑)。
沙良 おんなじ(笑)。
菊地 「殺し合いですね。」っていう話してたんですけど、それを思い出しましたけどね。もう何年も前ですけどね。今、「ウルヴァリン」とか出て、活躍されてますけど。あれです…ハリウッド映画でね。…吉田さんって何?…高いの嫌なんですか?
沙良 うーん。というか、背が低い人のほうが、楽器的に、高い声が鳴るじゃないですか。
市川 うんうん。
菊地 あー、はいはい。
沙良 こう…胴が…筒が短いほうが…
菊地 フルートよりもピッコロのほうが高いということですね。
沙良 そうそうそう。そういうことですね。それが本当に羨ましくて。昔から、こう…結構深い声をしてるので、私は。
菊地 そうだよね。深いよね。
沙良 それよりももっとアニメ声っていうか、かわいいキラキラした声に、ほんとに憧れてて。
菊地 うん。
沙良 そういう意味で…最初はほんとに単純に背が高いのが嫌だったんですけど。最近はその…楽器的に…かわいい声が羨ましいなっていうことが、すごい大きいですね。
菊地 なるほど。でも、「楽器的に」っていう話で言えばですよ。
沙良 はい。
菊地 「大は小を兼ねる」で、大きい楽器は倍音使えば、どんどん高い音でますよね。無限に。
青羊 うん。
菊地 だけど、ピッコロは低い音出せないですよ。
沙良 ふーん。
菊地 アルトフルートは、フラジオっつって、どんどんどんどん高い…サックスでもキーッ!とかいうじゃない。
沙良 はい。
菊地 ああいうの使えば高い声出ますよね。
沙良 ふーん。…そんな低い音出なくていいですよ(笑)。
菊地 いやいや…じゃなくて(笑)。
市川 励まされてるから(笑)。大丈夫ですよ。
菊地 そうじゃなくて(笑)…高いのを出そうと思えば出るんじゃないですか?っていう話です。
市川 そう。両方できるんじゃないですかっていうことですよね。
沙良 その…「高い声が出るか」じゃなくて、声質ですね。
菊地 あ、もともとのね。ナチュラルでいる時の。
市川 性格もあんじゃない?…性格。
沙良 性格?…性格を変えるとアニメ声になりますかね
市川 え、わかんないですけど。
菊地 アニメ声がいいんですか?
沙良 なんか、かわいい声って…アニメ声と総称して言ってますけど、今。なんとなく。
菊地 あー、はいはい。なんとなく…「萌え声」みたいな。
沙良 「萌え声」。うん。そういうのいいなって思いますね。
菊地 なるほど。
沙良 マイクの乗り、いいじゃないですか
市川 あー。でも、沙良ちゃん、ナチュラルにも可愛いわけですよね。
青羊 うん。
沙良 いやいや…。
市川 だから…
菊地 青羊さんが、この会話にあんまり入ってこないってことはね…
市川 (笑)。
菊地 すごいいいな〜っていう(笑)。
青羊 いや、いや…すいません。あの…心の中では「うん、うん。」と思っているので。
菊地 あ…青羊さん、言葉にしてないだけで、心の中でいろいろ思ってるわけですね(笑)。
青羊 すいません、ラジオなのに
沙良 (笑)。
青羊 申し訳ないです。
菊地 口に出しましょうよ(笑)。と、まあ…そんなアニメ声に憧れる吉田沙良さんですけども。
沙良 はい。
菊地 アルバムも完成間近ということでですね。
沙良 はい。
菊地 これもライブで演りますね。
沙良 はい。
菊地 市川愛さんのステージが終わると、〈ものんくる〉のステージになります。〈ものんくる〉は吉田沙良さんと、角田隆太さんの二人のユニットで、今回ライブのメンツは誰ですか。
沙良 面子はですね、キーボードが二人いるっていう、ちょっと〈ものんくる〉の中では新しい編成で。宮川純さんっていう人と渡辺ショータさんの二人。あとドラムに、私と同じ大学出身の、同じ同期の…
菊地 はい。東大ですね。
沙良 えー…いや(笑)…洗足です。
菊地 洗足ですね。
沙良 はい。っていう音大出身のドラマーの伊吹文裕くん…メンバーで、えーと何人だ?
菊地 ギターは?
沙良 ギターいないです。
菊地 いないんだ。ツイン・キーボードでギターがいない。なるほど。
沙良 はい。ツインKeyでリハしたんですけど、めっちゃカッコよくて。楽しみです。
菊地 ライブも良さそうですよね。
沙良 はい。
菊地 アルバムは…もう、いわゆる「スティーリー・ダン・スタイル」というか、メンバー二人で、もう贅沢にもの凄いプレイヤーを…
沙良 20人ぐらい呼んで。
菊地 ねえ。20人ぐらい呼んでるよね。
市川 ふーん。
菊地 相当な金がかかってますよね。リクープ・ラインがうなぎ登りに…上がりに上がりまくっているという(笑)。
沙良 (笑)。
菊地 リクープ・ラインっていうのは、ちなみに「これだけ売ると予算が償却される」っていう売り上げ線のことですけど。
沙良 たくさんの方に聞いてもらわないと(笑)…
菊地 そうですね。
沙良 …いけない…感じです。
菊地 ま、聞いてもらえますよ!
沙良 はい。
菊地 ま、市川さんはリクープ・ラインは低めで、最初は狙っていきましょう。
市川 (笑)。
菊地 「リクープ・ライン1000」ぐらいにしておいて。
市川 ほんとですかあ。わかりました。
菊地 「リクープ・ライン1000、イニシャル3000」っていうね、今じゃありえない数字ですね。
市川 すごいですね(笑)。
菊地 コスパ良くいきましょう。
市川 はい。わかりました。
菊地 今回は〈ものんくる〉は、もうSONYの期待がガッツンガッツンに集まってるんで。もの凄い予算が掛かっております。
沙良 すいません。
菊地 とんでもないです。はい、これも素晴らしい曲ですね。リード曲の1曲であります。じゃ、曲名を紹介してください。
沙良 「ここにしかないって言って」です。

世界はここにしかないって上手に言って

世界はここにしかないって上手に言って