「NEWoManのオープン時には。」

「粋な夜電波」第252回は生放送。
シーズン10の最終回にもかかわらずフリースタイルの通常営業で、当然のように番組は継続。リスナーとしては嬉しい安定状態です。
新宿南口にオープンする新しい商業施設「NEWoMan(ニュウマン)」について語られた部分を文字起こししてみました。

えー、そうですね…なにか生放送だけに、タイムリーな話題を…と思うんですよね。
もうテレビなんかで相当ニュースでやってると思うんですけど。
新宿に遊びに来る方なんかで、もうずーっと…新南口、サザンテラスの方が…つまり高島屋寄りの方ですね、工事中だってことは御存知だと思うんですよね。
で、いよいよあの工事が終わって、何が出来上がるかというとですね。
新宿…ま、商業施設ってのがありますよね。デパートとも違う、モールとも違う、いわゆる商業施設としか呼びようがない建物がありますが、それの…渋谷とか原宿とかにはあったわけですけど、六本木とか。新宿には商業施設のデカいのが無かったんすけど、いきなし最大の物が出来ます。
それが「NEWoMan(ニュウマン)」っていうね。
これは「ニュウマン」は「New」と「Woman」がくっ付いてるわけで、「新しい女性像」ということらしいんですね。「…ことらしいんですね。」っていうか(笑)。
これはですね、テレビでもだいぶもう紹介されてるんですけど、特にグルメちゃんっていうか…飲み食いに興味がある方には、ちょっと後ろにのけぞっちゃうっていうね。ヤバいんじゃないの?っていうぐらいの商業施設でして。
(中略)
まあ…ワタシも絶対これ行かなきゃな〜という…すげえ近所なんですよ(笑)。「NEWoMan(ニュウマン)」のすぐ近くに住んでるんで。
ローズマリーズ トウキョウ」入ってますね、これはイタリアンですけどもね。星付きですよね。
星付きの店が入ってる商業施設っていうことになります。あ、星付きってのはミシュランのことですけどね。
と、まあ…こんなにテレビでも話題になり、ワタシは今フロアガイドを読みながら、のけぞりつつ話している「NEWoMan」なんですけども。
どのテレビ番組も、この商業施設のテーマ曲というか、来店すると開店時と閉店時に必ず流れるテーマ曲の作曲をしている音楽家の大先生がどなたか?っていう報道が一切ありません。
それはなぜかというとですね(笑)…それはこの私、菊地成孔だからなんですね。はい。
家から歩いて行ける(笑)…近所の商業施設の音楽をやらせていただいております。
CDとかにはなりません。現場で聞かないといけない…あれに似てんの。
ま、そもそも「NEWoMan」はあれでしょ?…えーと、ルミネ経営じゃない?…つまり国電ですよね。あ、国電って!(笑)…昭和の話しちゃった。JRですよね…が、噛んでると思うんですよね。
だから、あれに似てると思うんですよ。電車が出る時に「ビコビコカキカキコーン!」とかいうじゃないですか。あれと同じでCDも無いし…いや、あれにCDがあったらごめんなさいね…今、確認もせずに言っちゃいましたけど。
えーと、何ていうんだ?…製品にはならないんですよね。その場に行かないと聞けないんです。
ワタシが作りました。聞いてみましょう(笑)。
これが開店時、それから閉店時に、「NEWoMan」に行くと聞ける曲です。朝は11時、夜は10時…だそうです。
朝は短縮版が、夜は全長版が流れます。今から全長版をプレイしようと思います。
ソプラノサックスとピアノが目立つアレンジになっていますが、ピアノは大西順子さん、ソプラノサックスは菊地成孔さんです。
では、正式な曲名は無いんですが、「『NEWoMan』のテーマ曲」としましょうか…をお聞きください。

(曲)

はい、「NEWoMan」のテーマミュージックでした。テーマっていうか、オープニング&クロージングにかかるジングルですね。はい、長いジングルっていうかね。
ま、ご興味ある方は聞きに行って下さいというより、買い物に行っていただいて、ほんで…偶然閉店時までいらっしゃれば聞ける、と。
常に流れてるんじゃないですよ。もう一回言いますけど、朝の開店時と夜の閉店時…昼11時と夜10時に一回ずつ流れるだけなんで。というものですね。
自分が音楽やってるからってヨイショするわけじゃないですけど、まあホントに…店がこれ全部うまく回転して…回転って、ちゃんとお客さん回して…無くなんないでほしいですね。商業施設の中に鳴り物入りで入って来た有名店って、すぐ撤退して国に帰っちゃったりするんで(笑)。
「ロブション」も入ってるしね、なんかね…今回ね。
ヘタすると感じますねえ…なんか「一番星付きがいっぱいある商業施設」を狙ってるんじゃないの〜?…そんなこと全然ないと思いますけどね、今(笑)。
ちゃんと…ルミネの偉い方とかに、すごい高層ビルのなんかすごい見晴らしのいい所で、「先生」呼ばわりされて(笑)…ワタシが一番苦手な…大先生呼ばわりされて、打ち合わせをするって事を何回もやってんのに、こんな事をラジオで言ってちゃいけないですけどね。はい。
なんか「新しい女性像」ということで、女性が冒険して、しかも元気になってるような感じの音楽…とか、いろいろこう…お題をいただくんですね、こういうのはね。
それで「こんな感じはどうですか。こんな感じはどうですか。」みたいなので落ち着いたのが、この感じということなんですけどね。
展開が多い…もっとね、なんか小洒落た、こう…大人の…ヘンリー・マンシーニみたいなムードミュージックを作らされるのかなって思ってたんですけど。こういう感じの…けっこうマーチみたいな、進んで行く感じの曲になりました。

バロック

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