【DVD】池袋ウエストゲートパーク(全11話/6巻)

今更ながらワタシの中で「クドカン・ブーム」とゆーのがきてまして。普段テレビのドラマとゆーのをほどんど観ることはないんですが、先日GEOでレンタルビデオ半額キャンペーンをやっていた際に、「木更津キャッツアイ」をまとめて借りてきて観たら、これがかなり面白かったんですよね。それで今度は「IWGP」を全部借りてきて観ました。
通称ナンパコロシアムと呼ばれる、芸術劇場前の広場を中心に、オール池袋ロケ(?)とゆー、ありそでなかったシチュエーション。この辺りの土地ガラの悪さを活かして、カラーギャングと呼ばれるチーマー同士の争いを主に、毎回起こる物騒な事件を主人公・真島マコトがなんとか解決してゆく話。
とにかく暴力シーンが多いため、内容としては好みでないのですが、笑いを多く取りいれてテンポ良く話が展開されていくので、あまり不快感を感じることもなく、最後まで一気に観てしまいました。登場人物のキャラ設定が特徴的で、皆それぞれが重い問題を抱えていながらも、胸中を吐露することはせず、突飛な行動を通じてその内面が伝わってきます。「馬鹿やれば馬鹿やる程悲しい」ってのは、いじらしい話大好きのワタシにはツボなんです。
やはり、若者を生き生きと描くのが非常にうまい、宮藤官九郎の脚本が作品のムードを決定づけているんでしょうね。

(それにしても、自分も長いこと池袋を中心に生活してきているのに、このドラマの撮影現場というのには遭遇することがなかったなあ。一時期中野に住んでいた、あの間に撮られたものなんだろうか?)