「術後一週間。」


いびき治療のレーザー手術を受けて、一週間経過。
口蓋垂(のどちんこ)の周りをレーザーメスで切除して、寝ている間に塞がる気道を確保して、いびきを軽減するという手術を、銀座コレージュ耳鼻咽喉科で受けました。
新しい治療法なので、周囲で実際に手術を受けた人というのもおらず、職場などでこういう治療を受けるのだというと、けっこう多くの人が興味を持って話を聞いてくれます。
健康保険も適用され、15分程度で終わる簡単な手術で日帰り可能とあって、効果があるならやってみたいと思う人もいるようです。
意外にも女性でいびきで悩んでいる人も多いようで、「とりあえず自分が症例ひとつ作るんで、それを参考に受診してみては?」という感じで紹介しています。
実際に手術を受けてみて、今日までのところ、正直…かなり苦しんでいます。
術後2週間ほどは痛みがあるということで、ある程度覚悟はして臨んだつもりでしたが。
喉の奥に大きな火傷を負ったようなものなので、とにかく唾を飲むだけでかなり痛みます。
この一週間はろくに食事は摂れていません。
いろいろ試してみましたが、ゼリー飲料も果汁的な酸味のある味だとひどく沁みますし、うどんやそうめんなども、つゆの醤油味が沁みるので、ほとんど味のない状態でやっと飲み込める感じです。
一日3回薬を飲むために、なにかしらお腹に入れたいので、なんとか口に入れるのですが、レトルトのおかゆをゆっくりすするのが、一番ましなようでした。
痛み止めとして座薬を処方され、胃腸に負担がかかるので、よほど痛みが強い時以外はなるべく使わない方がよいし、使っても8時間おきでなければいけないと言われたのですが、この座薬がなければ耐えられなかったと思います。
出血した後のかさぶたの剥がれか、血袋のようなものを痰のように何度も吐き出し、その痰を吐く動作によってより痛みが強くなり、痛み止めが切れた状態だとかなり辛いです。
ひりつくような痛みの波が時折キーンとくるのですが、痛み止めの効果が切れかかった時間帯にこの痛みがくると、もうそれに耐えるだけで精一杯で、何も考えられなくなるほどでした。
手術後に日常生活に支障はないということになっていましたが、自分の場合は大いに支障をきたしましたね。
仕事も二日休みました。その間も身体は動くはずなんですが、とにかく横になって痛みに耐えることしかできないという感じでした。
身体の内側に傷を負うということを、ちょっと軽く考え過ぎていたかも…と思い知りました。
幸い、7日目にして今ようやく、痛みのピークを越えたような気がしているので、少しずつ楽になっていくのかもしれません。
いびきを抑えるのは楽じゃないです。
もし結果的にこの治療でいびきが改善したとして、同じ手術を受けてみたいという人に薦めるとしたら、かなり覚悟しておいた方がいいですよと、念押しはしておきたいと思っています。