「HARAJUKU PERFORMANCE + DOMMUNE 2013」


ジャズドミュニスターズも出演するというので、ラフォーレミュージアム原宿で行なわれたイベント「HARAJUKU PERFORMANCE + DOMMUNE 2013」を観に行ってきた。
18時の開演に間に合うように、表参道から歩いてラフォーレに向かえばいいか…と思っていたら、駅を降りたらすごい人の混雑。
そうか、クリスマスってここはこんなに混むのか。
街路樹のイルミネーションを眺める余裕もなく、ただ人混みを掻き分けて進む。
会場に着いたら、すでに長髪のDJの人のパフォーマンスが始まっていて、水と缶ビールしか売ってなかったので、とりあえず缶ビールを片手に入場。
ダブステップっていうの?…よくわからないけど、R&B系をかけながら、ビートを即興で足したり鍵盤を弾いたりして、なかなかユニークなスタイル。
とにかくロン毛をひっきりなしに掻き分ける仕草と、奇抜な衣装の印象が強かったが、後であれがSeiho氏だということを知る。…美学校のワークショップに参加して、見たことあったのに気付かなかった。

この日の出演者は、ほかにDJみそしるとMCごはん、Charisma.com、THE OTOGIBANASHI'S、□□□(クチロロ)。
口ロロがトリだと思ってたら、早くも2番目に登場。8人編成の大所帯で、全員サンタクロースのコスプレで現れた。
ホーンやストリングスも入ったアレンジで、ドリーミーなポップを聞かせてくれる。しかし、間にいとうせいこう氏のラップも挟んできたりして、独自の音楽性を表現した素晴らしいライブ。
いとうせいこう氏が、日本語ラップのレジェンドというだけでなく、スキル的にも現役バリバリだということを見せつけられて感動した。
DJみそしるとMCごはんの、ゆるくてほんわかしたパフォーマンスも面白かったし、他の出演者も初めて音を聞き、姿を見たけど、どれもユニークで新鮮だった。
意外にもトリ、しかも進行が押して残り時間わずかな状態で、ドミュニスターズ登場。
まあ、普通には出て来ないだろうなとは思っていたけど、おもちゃのホッピングのような物でピョンピョン飛び跳ねながら登場。
「DRIVE」のイントロが鳴り始めてから、乗り出すのだが当然間に合わず。ゼーゼー息を切らしている二人を見て、爆笑の会場。
仕切り直して、ちゃんとやろうとするも、必死の形相でホッピングする大谷さんを見て、笑いが止まらなくなる菊地先生。結局まともにラップ出来ず(笑)。
それでも、大谷さんが新しく作ってきたビートにのせて、二人でサックスを吹きまくると、さすがに聞かせます。
スティーヴ・ライヒをバックに、田中康夫の「なんとなくクリスタル」を朗読するなど、シュール過ぎるけど、パフォーマンスイベントで一発かましてやろうという、お二人の遊び心が炸裂。
ダダイストの面目躍如(笑)。
(ちなみに、一緒に観ていた、ドミュニスターズのトラックメイカーTANAKAさんは半ば呆れ、「1/15、大丈夫かな…。」と不安になっていました(笑)。)

ラングスジャパン(RANGS) ゾインゴボインゴ ブルーオレンジ (BO)

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