日韓戦は雨。

キリンチャレンジの対韓国戦。
今日雨の中声を嗄らして応援したサポーターには怒る権利があるし、監督・選手は彼等に謝罪する義務があるだろう。
最終メンバーも決定し、もうベストメンバーが揃わないという言い訳もきかない中でのあの体たらく。
これで「本番は一生懸命やりますんで期待してください!」と言われたとして、誰が信用できるというのだろう。
すべてを岡田監督のせいにするつもりはない。しかし、行き詰まった時に有効な対策を打てるのが現場の指揮官に最も要求される能力ではないのか。
自分が覚えている限りでは、岡田監督の選手交代が当たった試しがない。
唯一の成功例はジョホールバルなのだが、それってもう12年も前の話だよ!
現状を擁護する根拠になりうるのか???
ジーコが若い芽を伸ばすことをおろそかにしてまでベストのタレントをそろえたあげく惨敗した時には、「ああ、これで日本のサッカーの進歩は10年遅れる…」と嘆いたものであったが、今回もまたおそらく惨敗し、「さらに20年遅れる…」と嘆くことになるだろう。
もはや結果が出せる出せないの問題ではない。
期待したくてもできないという無力感を味あわせていることが最大の罪なのだ。
これは近年の政治をとりまく状況にも同じことが言えると思う。
責任の所在を明らかにするためにトップの肩書きがあるのなら、内閣なら総辞職、サッカー協会だって名誉職を含めたトップの辞職が不可欠である。
そこまでやって初めて「禊」は済みましたから、今後に期待してください、と言えるのだ。
来週のサッカーダイジェストは、セルジオ氏の「天国と地獄」の「怒ってます」マークを拡大して表紙に載せてもいいくらいだ…。