「Mixed Mixology Mix」



週間予報では雨になっていたので心配されていた天気も好転し、夏日となり、最高の野音日和
楽しみに待ち望んでいたDCPRGのYAON 2013公演は、「Mixed Mixology Mix」と題され、SIMI LABと在日ファンクとのジョイントライブという形に。
開演直前に日比谷に着き、とりあえず缶ビールをプシュッ…と開けてるその間にSIMI LAB登場。
野音は長丁場になりそうで、前回体力的にキツかったので、SIMI LAB…ちょっとルーズなところもあったが最初からアゲアゲで良かったのだが、座ったまま観る。しかしすでに会場は大盛り上がり。
SIMI LABが出番を終えたところで、やっぱり先生がいつもかぶっているキャップが欲しくなり、正直5800円の出費は痛いが、思い切って買っちゃった。

2本目のビールを開けて、ちょっと一息…と思ってると、続けざまに在日ファンク登場。
もうちょっとセッティングに時間かかると油断してたら、お揃いのブルーのスーツでキメた在日ファンクのメンバーがタイトなグルーヴをかましてきた!
今回も運良くAブロックの真ん中ぐらいの席が取れたので、間近であのパフォーマンスが観れるのか…と期待値がMAXになったところに、3ピースのスーツをビシっと着たハマケン登場。
…小ちゃい(笑)。なんだこの面白い動きをする人形は?
しかしいきなりのキレキレのダンス、アドリブでかますシャウト。登場のパフォーマンスだけで、みんなの注目を一気に集める。
そして「肝心なもんか」を歌い出すと、もうその場の空気を全部かっさらってしまった。
自分も大興奮。ハマケン最高!
ハマケン以外のメンバーも面白いし、演奏力も申し分ない。笑えて、アガって、踊れる最高のライブ・パフォーマンス。…いや、これは今回DCPRG在日ファンクに食われちゃったかも…と不安になるほどだった。是非次は単独公演で観たい。
日も暮れて野音独特のトワイライトタイム。いい雰囲気に包まれた中、DCPRG登場。
丈青さん脱退を受けて、今回から参加の新キーボーディスト、KINGDOM☆AFROCKSのSUMILADYさんが、どんなプレイを聞かせてくれるのかも楽しみだった。ルックスも素敵。
またいきなりハノイくるか?と思ったが、「Catch22」でスタート。いきなり複雑なグルーヴでノリがつかみにくいが、メンバーそれぞれの見せ場があり、演奏スキルだけでも魅了される。
混沌と秩序を繰り返し、じわじわ迫力が増してきたピークで、最高のベースライン。「Playmate at Hanoi」キター!
観る度にいろんな要素が変わるので何度聞いても最高にアガるこの曲。今回は坪口さんが、ザヴィヌルバッハで見せるようなヴォコーダーを使ったソロが新鮮。
トランス状態に我を忘れていると、曲の最後のホーンが入ってからの盛り上がりで毎度昇天
「Circle/Line」も何度聞いても飽きないなあ。そしてSIMI LABのメンバーも加わって「マイクロフォン・タイソン」。もうすっかり彼らありきのセットリストになった。
「構造 I」は今までで一番ダンサンブルなアレンジになっていたようにも感じた。同じベースリフの繰り返しのはずなのに、ポリリズムの強調するところを変えるだけで、テンポもフレーズの長さも伸び縮みしているかのように感じる。変幻自在なグルーヴ。
最後の「ミラーボールズ」まで、最高の演奏を聞かせてもらえて、大満足のライブ。
後方に空席が目立ったのと、ちょっとマナーの良くない観客もいたのが残念だったけど(何のためにTOKYO ROCKSが中止になったんだ?野音に来るためデショ!)、この野音でのイベントは毎年恒例にしてもらいたいな〜。
来年にはDCPRGの新アルバムも?…そんな話も飛び出して、これからにますます期待です!