「花粉症に飲茶とフレンチ音楽。」

「粋な夜電波」第144回放送はフリースタイル。
まずは大好評だった先週の「粋なコントスペシャル」への感想メールを紹介。
このところのハードワークでお疲れ&花粉症気味の菊地先生ということでしたが、そういう時にはそういう時にピッタリの音楽を選んで、番組のクオリティは全く落とさないのはさすがです。
「キンテート・タチ」の音楽を紹介された部分を、文字起こししてみました。

Exilio

Exilio

ま…先週はお祭り騒ぎでだいぶ…お祭り騒ぎっていうか、あの…コントっちゅうかラジオドラマっちゅうか…。
今コントっていうと、必ず面白い…ドリフターズ以降はね、皆さんコントっていうとギャグがあるものをコントと言いますけども、元々パトリス・ルコントとかのコントと一緒ですね。小話(しょうわ)ということで。「しょうわ」っていうのは…平成の前の年号じゃなくて、小さい話っていう…短い話ってのをみんなコントって言うんですけど。
まあまあ、そういうわけで、シリアスな物もあり、怖いのもあり、笑えるのもありという感じで、まあ…お楽しみいただけたでしょうか…などと言っていたらですね、ご意見・ご感想など…とかいうふうな感じでルーチンで喋ってたら、とんでもない反応が…とんでもないってのは、とんでもない数の反応を頂戴しまして。
やはり皆さんお好きですなあ…女子アナの皆様方が(笑)…お好きですなあという感じでございまして。
たくさんの…ほんとに…「楽しかった。」「面白かった。」というお便りを頂きまして。
(ハガキを読んで。中略)
で、まあ…そういうわけで、月・火・水と…だから先週は相当時間食っちゃって、しかも木曜がブルーノートのライブだったんで(笑)。
その準備と「夜電波」の準備がモロ被りしてですね、ヘトヘトになったまま…しかも非常に寒い、そして週末になって、やっと解放されたところに、とてつもない花粉症と風邪でですね、今週はグッタリしてるので…ぶっちゃけ。
でも、グッタリしてるのはね…整体の時なんか言ってますけど、風邪は悪いことじゃないんで。身体が休みをとっていますから。ま、今週はゆったりした感じで。
ま、飲茶なんて言いましたけど、フランス語の物をいっぱい持ってきましたね。最初がミッシェル・マーニュ・オーケストラで、フランソワ・サガンの朗読でしょ。
次…これなんかね、結構胸にきちゃう…熱くていい曲ですけど。とはいえ、これはフランス語じゃないんですよ。ポルトガル語なんですけども。
えーと…2004年の作品です。「キンテート・タチ」。この「タチ」はフランス映画なんかお好きな方なら「ひょっとして?」と思ったその通りで、「ジャック・タチ」から取ってるんですけど。
ま、つまり「Quinteto(キンテート)」…英語で言うと「Quintet」ですから、「キンテート」は五重奏団といいながらも、なぜかこのバンドは6人組でですね。まあ…先輩方にはチャンバラトリオ」の件を思い出していただければ(笑)…という感じなんですけれども。
チャンバラトリオ」なのに…「トリオ」って言ってるのに4人居るっていう。5人、最終的には6人になったていう「チャンバラトリオ」ですけれども。
あるいはこの番組のリスナー的には「夜のランチ」っていうね、名コピーがありましたけども(笑)。ああいったのと同じで。
「キンテート・タチ」と言いながら6人組です。歌っている方はJPシモインスっていって、映画監督だったり俳優だったり…日本ではあんまり有名じゃないですけども。あっちの好事家…リスボンとか、まあ…いわゆるラテン語圏のヨーロッパ…西欧の文化に詳しい方には有名な人ですね。
2004年にアルバムデビューして、この素晴らしい「EXILIO」ってアルバムを発表して、もう翌年には解散というね。人とうまくやれない人、っていう感じですけども(笑)。
ポルトガル的なサウダーヂ」っていうんですかね。「サウダーヂ」ってのはブラジルの音楽を指す、ある種の憂鬱感、せつない、ブルースな感じですけども。ブラジルはポルトガル語ですから。ポルトガルの、本家のポルトガル語による「サウダーヂ」という感じの、非常にもの憂げで味わい深い…「ちょっと風邪ひいちゃったんで、今日はあんまりアゲアゲじゃないんだけどね。」っていう時に聴くのにバッチリな曲を持って参りました。
「Quinteto Tati」で、「バルサ…」ポルトガル語なんでね…「Valsa Quase Anti Depressiva」だと思います。聞いて下さい。
(曲)

ま、「バルサ」っていうのは「ワルツ」ですから、3拍子のね、曲でした。
夜中にこういうアルバムなんか聞きながら、さっきも言ったように紹興酒ですよね…紹興酒にレモンをグッと入れて、ほいでこう…春巻かなんか食べながら聞いてると、サウダーヂがガ〜ッとやってきて、1小節おきに1単語ずつ記憶が喪失されていくような、とてもいい失心感のある、もの憂げな音楽でしたけども。
今日はまあ…こんな感じですよね(笑)。
フランス語やポルトガル語が舞い散る…という感じだと思いますけども。
えーと、そうですね…。
「コロッケ、息子の角界入りを応援。」っていうニュースが(笑)…あれは何ていうんだろうな…「Yahoo!ニュース」っての?…パソコンを立ち上げると最初に出てくる画面ありますよね。なんかいろんなのが書いてある…なんかそっからいろんなとこ行くんですけど、ワタシ。
そしたら一番上に、「コロッケ、息子の角界入りを応援。」って…「うわぁ〜、コロッケさんの息子さんはお相撲さんになったんだ。」って思って。
そしたらすぐ下の段にね、KONISHIKI、初のソロ世界ツアー。」って書いてあって(笑)。「ヤバい!…相撲界がソチ・オリンピックの間にヤバいことになってんな〜。」って思って。
KONISHIKIさん、ワタシ、ライブ観たこともあるんですよ。ハワイアンでね、あの方、ウクレレ弾いて。でもね、だいたいがね、ウクレレだけなんですよね。
「えっ!…世界ツアー?」っと思って。「スゴイな〜。」って。
まずKONISHIKI小錦)ってことがすごいし、「そのまま…あの音楽で世界ツアーすんの?」って思って、よく見たらYOSHIKIだったんですよね(笑)。
上の段が「角界」って書いてあったもんで、YOSHIKIKONISHIKIに見えてしまった…っていうほどの、老眼です(笑)。

KONISHIKI,KMS

KONISHIKI,KMS

※文字起こしの「NAVERまとめ」あります。