「人を喜ばせたくてしょうがない人。」

TBSラジオ「菊地成孔の粋な夜電波」第372回放送は、ジャニーズの新人グループ「King & Prince」について熱く語る緊急特集。
エンディングのターン以外でオンエアされたのはこの1曲、「King & Prince」のデビュー曲「シンデレラガール」。
その革新性について、歌詞の解説まで交え、語り倒した貴重な回となりました。
(キンプリについてのロングトークの書き起こしは、みやーんさんのサイトでお読みいただけます。)
番組の最後に、市川愛さんが電話で緊急出演された部分を文字起こししてみました。

シンデレラガール(初回限定盤A)(DVD付)

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シンデレラガール(初回限定盤B)(DVD付)

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シンデレラガール(通常盤)

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菊地 あー、興奮した〜。ええ。もうでも、すっかり出し切りました。はい。というわけで、出し切ったところで何が起こるかっていうと、ここで突然ですけど、市川愛さん…我らが「スタジオに来れない」「会えない」(笑)…市川愛さんと電話が繋がっています! あ、もしもし?
市川 もしもーし!
菊地 あ、市川さん?
市川 はい(笑)。
菊地 どもどもども。なんか最近あれじゃないすか。なんかFMでマンスリーDJとかやったりとかして調子いいじゃないですか。
市川 はい。やらせていただいて。今日も大阪で5日間、帯で私が出るやつの…6本収録してきました。
菊地 あっ!素晴らしいですねえ。
市川 パーソナリティーづいてます!
菊地 パーソナリティーづいてますよねえ。
市川 はい。
菊地 だけど、あんなに出来がいいのに、あのPVの再生回数が1万いってないってのは、どういう事なんでしょうね?
市川 それはやっぱりちょっとおかしいですね。
菊地 おかしいでしょ。あれ、いいPVだよね?
市川 そう。やっぱ世の中間違ってますよね!
菊地 (笑)…でっかくきましたね。
市川 ほんと。絶対世の中が間違ってる…
菊地 だって、あれはさ、市川さんが好きとか、俺が監督したとか関係無く、素晴らしいよね。
市川 映像として全然素敵ですし、ストーリーとして素敵ですし。
菊地 うん。
市川 何考えてんのかな?…っていう。
菊地 世の中何考えてんのかな。
市川 っていう(笑)。

菊地 あの…「キンプリ」って知ってますか?…「キンプリ」。
市川 キ…キンプリっていうのは…
菊地 うん。
市川 き…「筋肉プリンセス」
菊地 う…ほぼほぼ合ってますね。それで(笑)。
市川 ほぼほぼ(笑)…「金曜日の…」
菊地 ま、今日は市川さんいらっしゃるまで…いらっしゃるっていうか、電話でいらっしゃるまで、「キンプリ」の特集してたんですけど。ま、それはともかく…
市川 えっ…教えてくんないんですか(笑)。
菊地 ま、あの…ジャニーズのアイドル。
市川 あ〜。
菊地 King & Prince」。
市川 なるほどね。…知らないわ。
菊地 知らな…(笑)。
市川 (笑)…全然知らない。
菊地 一番知らない所に立ってるもんね、市川さんね。
市川 そうですね。
菊地 えーとね、でも筋肉は好きでしょ。
市川 筋肉大好きですね。
菊地 筋肉大好き…だったら、もう全然…平野紫耀くんって名前だけ覚えてください。
市川 わかりました。ヒラノショウ君だけ覚えて…
菊地 後で、この電話終わったら検索してください。
市川 わかりました。
菊地 それはともかく…なぜ、なぜ市川さん、今電話なのでしょうか。
市川 本日、ツアーの初日で大阪にいます。ライブです。
菊地 ツアーの初日で大阪にいらっしゃる。なるほど。
市川 はい。
菊地 で、なぜ大阪からわざわざ番組に電話をかけてきたのでしょうか。
市川 …大事なことが、あるんです。
菊地 はい。
市川 7月の20日、金曜日にですね。
菊地 はい。
市川 我らが「My Love With My Short Hair」のリリースライブがあります!
菊地 はい。おめでとうございます。
市川 ありがとうございます! そして…
菊地 どこでしょう。何処ででしょうか。
市川 渋谷の「duo MUSIC EXCHANGE」というライブハウスなんですけども。
菊地 はい。
市川 超…ホテル街のど真ん中にあるとこですね。
菊地 ま、ホテル街でありながら、クラブ街であるところですよね。
市川 そうですね。だから、なんかジャズ箱ではない所で、東京でライブをするのは初めてなので…
菊地 はい。
市川 何て言うか…どうしても…
菊地 フルハウスにしたいわけですよね。
市川 えっ、えっ?…フルハウスにしたいし…。菊地さん来てくれるんですよね?
菊地 えーと…行きません!
市川 えーっ!
菊地 (笑)…行きますよ。
市川 (笑)。
菊地 要するに、duoはそこそこの中箱じゃないですか。
市川 はい、そうですね。
菊地 これはやっぱり…再デビューのレコ発ライブの…最終日でしょ?
市川 そうなんです。
菊地 これが…渋谷でコケたら痛いじゃないですか。
市川 信じられないことに…まだチケットがあるみたいなんですよ。
菊地 まあ、もっと信じられないことに…まだ前売りが700枚ぐらいしか売れてないっていう噂が(笑)。
市川 そんなに売れてたらいいんですけど(笑)。
菊地 (笑)。
市川 だから…あるって言うから、それも世の中が間違ってるんですけど。
菊地 間違ってますよね。駆け付けますよ、ワタシが。
市川 菊地さんが、やっぱ来てくれるんですね。
菊地 もちろんですよ!…1曲だけですけどね(笑)。
市川 1曲だけ(笑)。…トオイさんと一生懸命アレンジをした、新しい曲を用意してるので、菊地さん…お願いします!
菊地 はい。是非伺います。というわけで、私も出演させていただきますので、もう一度…
市川 菊地成孔さんが出演だーい!
菊地 来たる7月20日。渋谷のduoですね。
市川 はい。
菊地 市川愛さんのライブがあります。私も…なんというんですかね…プロデューサーが菓子折りを持って行くような感じで、1曲参加させていただきます。
市川 ありがとうございます。
菊地 はい。

市川 ちなみに今…林さんも横にいらっしゃるんですけど。
菊地 あ、ペペ・トルメント・アスカラールのピアニストの林さんですね。
市川 はい。
菊地 あの…出なくていいです(笑)
市川 いらない(笑)…そうですか。
菊地 あの天才ピアニストを、要らないよばわり。
市川 そうですね。…要らない正樹さん。
菊地 ダメですよ、そんなこと言ったら(笑)。
市川 (笑)。
菊地 言ったら返ってくるよ、市川さん。いじめになって。またいじめられるよ。
市川 そうですよね。
菊地 だからリスナーの皆さんに是非、来い来い…っていうか、客引きをしてください。
市川 あ…客引きですか。
菊地 はい。
市川 え〜…どうしよう。みなさん!…なんか…何て言うんですかね、もう私のすべてがかかったライブなので…
菊地 (笑)。
市川 何て言うのかなぁ…ほんと死ぬほどフルハウスにしたい!…こんなに死ぬほどフルハウスにしたいと思ってるのは…ない!
菊地 マジで…マジで市川さんのすべてがかかってるもんね、このライブね(笑)。
市川 いや、マジですべてがかかってる。もう…だって、この点数次第ですよ。私のこれからは。
菊地 いや…ままま、まだ先はあるとしてもですね、今んとこ…
市川 いや、無いよ!…33ですよ。
菊地 (笑)。
市川 いやいや、もう無いですよ。絶対無いよ。
菊地 ダメ!そんな…ダメ!そんな暗いこと言ったら(笑)。
市川 「My Love With My Short Hair」出せて、すごい嬉しいですけど。この先は、だから7月20日次第だっていうこと。マジで。
菊地 そうですよ。
市川 …って思っています。
菊地 だから、皆さん…どんどん来なきゃダメですよね。
市川 はい。その為に体脂肪率をですね、最近は3%ほど減らしまして、あと2%…10日で減らすんだわ。
菊地 市川さん、何?…グッドシェイプにして、どうすんの?
市川 (笑)。
菊地 脱ぐの?(笑)。
市川 脱がない(笑)。
菊地 どっか出すの、市川さん。どこも出さないでしょ。
市川 脱がないですけど…
菊地 歌の練習でしょう、普通。
市川 はい。歌の練習もしてます。
菊地 してますよね。はい。歌の練習も頑張ってる市川さんですけどね。
市川 がんばりまーす!
菊地 体脂肪率も落とすということで。
市川 はい。
菊地 とにかく、いいライブにしましょうね。
市川 はい!
菊地 ですので、皆さんのお越しをお待ちしております。
市川 お待ちしています!
菊地 はい。というわけで、市川愛さんでした。ありがとうございました。
市川 ありがとうございました。

菊地 はい。というわけで、市川愛さんのライブにね、皆さん是非お越しください。とにかくね…市川さんだって、救うよ。誰かを。誰かの生きる糧になるはずだよ。市川さん自体は暗いから、そう思ってないけどさ。市川さん…だって、人の役に立ちたい人なんだもん。市川さん、もう…ライブやるより手っ取り早いから、レストランの…ファーストフードで働きたいっつってるんだもん。なんでファーストフードで働きたいかっていうと、ファーストフードで働けば、こう…商品渡した時に必ずありがたそうにしてくれるから、人が喜ぶのを…音楽やるより手っ取り早く感じられるから、もうとにかく喜ばれたい一心で、喫茶店かファーストフードでバイトしようと本気で思ってる人ですからね。人を喜ばせたくて喜ばせたくてしょうがない人ですから。



MY LOVE,WITH MY SHORT HAIR

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