やっと買えた「1Q84」。


朝家を出る前に「スッキリ!」で、村上春樹の最新長編「1Q84」が売れに売れているという特集をやっているのを観て、確かに今どこの書店でも上巻(Book 1)の方が品切れ状態だが、6月上旬増刷分入荷予定となっていたので、このタイミングでテレビで紹介するということは、今日入荷しているのでは……と予測していた。
昼休みに三省堂書店に行ったら、やはりBook 1入荷!
別に今流行っているからというわけではないのだが、これを逃したらまた売り切れてしばらく増刷待ちということになりそうだったので、買ってしまった。
元々春樹ファンではあるのだが、毎回ハードカバーで買っても文庫が出たらまた買い直すので、ハードカバーは持ち歩いて気軽に読めないから、もう今度から文庫になるまで待って単行本は買わずにスルーしようと思っていたのに…。そういいつつ、「ねじまき鳥」も「カフカ」も単行本買ってるんだけどね。今回も待ちきれず。
確かに今回も上巻だけで1800円もしたけど、別に高いからというのだけが単行本を買いたくない理由ではないのだよ。
たんに持ち歩いて電車の中とかで読めるようにしたいから。ただ形状の問題なんだけど。
だから単行本と同じ値段でいいから、最初から文庫サイズも売ってくれないかな。
待ちきれないファンは高くても買うよ。だいたい文庫が安い廉価版だと誰が決めた?
通常単行本が出てから3〜4年したら文庫化するのだとしたら、最初1800円で売っていた文庫をそのタイミングで値下げすればいいじゃない。
そしたら高いから買わないという人はそこで文庫を買うし、最初1800円で文庫を買った人は「ま、3年早く読めたんだから差額はその対価だ」と思って納得すると思うんだけどなあ。
音楽だって昔はLPレコードかカセットかCDか選べたりしたわけじゃない。今ならDLかCDかでもいいけど。
商品としてニーズに合わせてバリエーションを持たしておくぐらいのサービスはするべきだと思うけどなあ。
ハードカバーで売れないと儲からないというんだったら、儲かる仕組みを考えればいい。
あ、何はともあれ、買ってうれしい。
これから読むのが楽しみだ。