「アルクアラウンド」

今年最もブレイクが期待されるバンド、サカナクションのニューシングル。
フジファブリック亡き今、今後の国内のロックシーンを牽引する存在になってもらいたいと、個人的に多大な期待を山口一郎にはかけているわけなんだが。
いや、イイよ! 売れるでしょ、これ。売れてるでしょ。売れてないのかな?…今チャートとかって全く気にしないからな。世間的にはどうなんだろ、流行ってたりしないのかな。
メロディは「セントレイ」を踏襲していて、まあ、お得意の曲調なのだと思うが、シングルっぽくていいんじゃないかな。
ダブ的な音処理をさらに追求して、サウンド面ではより進化している感じも受けるし。歌詞もシンプルでわかりやすい言葉を使いながら、多くの人の共感を得られるようなメッセージ性も根底にあるような気がする。うん、がんばってるね!アルバムが楽しみだ。
初回限定盤にはライブ音源も収録されているのだが、3曲メドレーというサービスぶり。
昨年初めてライブを観て衝撃を受けたが、このライブ音源からも確実にバンドがスケールアップしている様子が伺える。レコードの作り込んだ楽曲とはまた違った印象を受けると思う。実際、演奏力もたいしたものだし、空間をバンドの音圧で支配することもできて、静寂との緩急織り交ぜてダイナミズムを感じさせることもできる、いいバンドだと思う。(うーん、うまく説明できない)
いよいよ今年はどーんと大ブレイクするんじゃないかと、思っているのだが、果たして?

アルクアラウンド(初回限定盤)

アルクアラウンド(初回限定盤)

ジャケットに歌詞が載っているので、amazonの商品紹介の画像だと、本来歌詞が印刷されているところが「都合により…」という言葉に差し替えられているのがちょっと笑える。