今週(第30回!)の「少女時代特集」も、冒頭のラップでの口上からしてヤバく、またもや「神回」になってしまった「粋な夜電波」でしたが。
今週は手元のCDJで参考資料的音源を次々にかけては解説を加えるという形式だったため、テキストに起こすにしても文章だけで成立しそうな部分が少ないようでした。
Podcastはどこツマむんでしょうか…タクシーのくだりかな?
先週(第29回)分はTBSラジオでは、プロ野球のCSシリーズ中継のため聴くことが出来ず、それでも1回お休みにはしないで地方ネット局で、さらに野球中継を放送しない地域だけのために特別番組を放送するというあたりがまた粋なのですが、そのレアな回を長めにPodcastで配信してくれていたので、トーク部分は後から聞く事ができました。
二日酔い状態での「味な粋電波(笑)」…これもまた面白い回でしたね。
その中で、メイヤー・ホーソーンの曲をプレイした際の紹介部分をちょこっとだけですが文字起こししてみました。
Mayer Hawthorneという名前すら初めて知り…Podcastで曲が聞けないのでなおさら気になってしまい、検索して動画等を観てみたら、結構好きな感じの音楽をやっていました。こういうのを紹介してくれるあたりも流石です。
…今日はそういう意味で…なんて言ったらいいのかな。
あの、90年代にはほんとに旅人でしたから、アタシ。あの〜、ほんとに日本全国たくさんの方にお世話になったんですよね。
で、今は、なんていうか、いろんな事情がありまして、全国津々浦々にツアーに行くというような感じの仕事になってませんで、東京〜名古屋〜大阪…東名阪の奴隷になってますからね(笑)。なので、あんまり今日(メールを)いただいているネット局の方々のところまでライブをしに行くという暮らしではすっかりなくなってしまいまして。え〜、だから懐かしい気持ちで一杯なんですが。
そういう、あの時お世話になった人達に聞かせたい音楽っていうのは何だろう…って考えて、セレクションしてみました。
えーっと、メイヤー・ホーソーン…ご存知の方は相当音楽マニアだと思うんですけれども。メイヤー・ホーソーンは、今から聴く音の内容と比べて、あの…非常に若者です、この人は。
なにせこのアルバムはそもそも、今年出たアルバムです。「How Do You Do」っていうアルバムなんですが、あの、もうモータウンっていうかね、60年代のモータウン、ファンク、ニューソウル…、でさらにそれが90年代リバイバルになったのが、90年代のニューフィリーソウルとかですよね。いわゆるアーバンな音楽ですけれども。こういった音楽を全部消化した上で、ま、それを…。
音楽の歴史には必ずこういう伝統…なんつったらいいのかな、新古典派っていうか。すっかり、なんの無駄なこともしない、伝統をリスペクトする、伝統固めのガチガチの若者っていうのが現れるもんなんですよね。
ジャズで言うところのウィントン・マルサリスもそうだ…なんて最初言われたんですけれども、ウィントン、実は全然違いますけどね。あの人は新伝承派の名を借りた革命児ですけどね、あの人は。
でもこのメイヤー・ホーソーンは全然違います、普通にやわらかく…あの。
生放送風にラフにやってみましょうか。例えばこんな曲ね。これなんか、モロ、モータウンですよね。