「シネマランキング2012」

毎週ほぼ欠かさず聞いている「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の名物コーナー「ザ・シネマハスラー」。中でも今週は今年の総決算「シネマランキング2012」!
賽の目映画に当たった映画は、オンエア前に観て予習しておくことも多く、自分も同じ映画を多数観ている。
ので、自分なりの2012年のランキングを考えてみた。
とはいえ、番組で紹介された作品の中でも、自分が好きそうなやつだけを選んで観に行っているので、明らかにハズレの作品というのはほとんどない。それでも順番に並べてみて、「いや、こっちの作品の方が上かな?」などと考える作業は楽しい。
1.「サニー 永遠の仲間たち」(7月@新宿武蔵野館

観る前は「むしろ嫌いなタイプの映画かも…」と思っていたのに、実は最も感情移入した最も愛すべき作品になった。今思い返してもひとつひとつの場面がいとおしい。
2.「桐島、部活やめるってよ」(9月@シネ・リーブル池袋

あまりにも評判がいいので、ほんとかよ?と半信半疑で観に行ったら、いやあ…ぶっ飛ばされた。世間的にも今年はこの作品に尽きる。今後は「『桐島』以後」という価値基準で日本映画を観ることになるだろう。
3.「ドライヴ」(4月@ヒューマントラストシネマ渋谷)

とにかくカッコいい! フェティッシュな作品として、強烈な印象を残した。
4.「アベンジャーズ」(8月@109シネマズ木場)

IMAX3Dで観たので、映画というよりアトラクションのような体験が刺激的で、文句無しに楽しめた。
5.「ヒミズ」(1月@楽天地シネマズ錦糸町
園子温監督の新人発掘能力はやはり凄い。主演の2人に心奪われ、震災直後の風景にマジ泣きした。

6.「ファミリー・ツリー」(6月@109シネマズ木場)

心を激しく揺さぶるだけが感動ではなく、こういうしみじみと染み入るような作品も良いなと思えた。
7.「ポエトリー アグネスの詩」(3月@銀座テアトルシネマ)

イ・チャンドン監督おそるべし。人が生きるということの哀しさ、そして美しさを確実に捉えてくる。
8.「別離」(5月@Bunkamura ル・シネマ)

初めて観たイラン映画だったが、思ってた以上に感情移入できた。ラストの沈黙に静かに涙した。
9.「アルゴ」(11月@TOHOシネマズ錦糸町

事実は小説よりも奇なり…。面白かったなあ。
10.「宇宙人ポール」(1月@シネ・リーブル池袋

サイモン・ペッグニック・フロストのコンビは最高。
11.「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」(6月@シネクイント)

12.「哀しき獣」(1月@シネマート新宿)

13.「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(2月@楽天地シネマズ錦糸町

14.「SHAME」(4月@シネクイント)

15.「ソウル・サーファー」(6月@109シネマズ木場)

16.「ドラゴン・タトゥーの女」(3月@109シネマズ木場)

17.「おおかみこどもの雨と雪」(7月@TOHOシネマズ錦糸町

18.「J・エドガー」(1月@109シネマズ木場)

19.「次の朝は他人」(11月@シネマート新宿)

20.「ベルフラワー」(7月@シアターN渋谷)

21.「ダークナイト・ライジング」(8月@109シネマズ木場)

22.「希望の国」(11月@楽天地シネマズ錦糸町

23.「モバイルハウスのつくりかた」(7月@ユーロスペース

24.「ヒューゴの不思議な発明」(3月@有楽座)

(今年、明らかに期待ハズレだったのはこの作品のみ。後はだいたい面白かった。)

他にも今年の作品ではないが、後追いで名画座等で観た作品も。
特に「サウダーヂ」(1月@吉祥寺バウスシアター)は、昨年のシネマランキング発表後に観に行ったのだが、今となっては、自分的にも2011年はぶっちぎりのナンバーワンとなった。
ほか
グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」(1月@UPLINK X)
ゴーストライター」(2月@早稲田松竹
アンチクライスト」(2月@キネカ大森)

など。