「『ベロベロ音楽理論』が面白い。」


泥酔状態で音楽を教える! 学ぶ!という、Ustreamの人気番組「ベロベロ音楽理論」が面白くて観ている。
講師は、映画「モテキ」や「SR」の音楽監督岩崎太整氏と、バークレー音楽大学出身のジャズピアニスト・船山美也子さんのお二人。
荻窪のライブハウス「 VELVET SUN 」で行われている、音楽理論講座のイベントで、内容はちょうど自分が今勉強してる、バークリー・メソッドについてなので、非常にためになるのだが。
講師2人が講義開始と同時にテキーラをショットで3杯一気飲みする!というルールが課せられていることによって、不思議なエンタメかつバラエティ感が増し、後半グダグダ、予測不能な事態にもなっていく…という、ハマると面白くて仕方がないが、くだらなさも突出した、唯一無二のコンテンツとなっている。
…これがほんとに、特に美也子先生が、ベロベロになるから面白い。愚痴は言うし、やたら絡むしで、非常にめんどくさい人になってしまうのだが、これをこのまま放送しているというのもすごい(笑)。
ちょっと他では聞けない爆弾発言が飛び出たりも。
もう講義も34回まで進んでいるし、ダラダラ配信しているから1回の視聴時間が長くなってしまうので、遡って聞いていて、初期の放送がどんな感じだったのかはわからないのだが、特にここ最近の内容の充実はすごい。
ペンタトニック・スケール縛りでアドリブをとり、タイマンのバトル形式で「最優秀ペンタトニッカー」を決める、「ペンタイチ武道会」なんて、企画からして面白すぎる。(どこかのTV局に真似されそう)
この大会には審議委員長として、大谷能生氏も参戦。ネット配信番組界ではスターの大谷さんも登場したことで、このコンテンツにさらなる注目も集まっていることだろう。
「『Everything』問題を考える」回では、MISIAの『Everything』という曲には、いかに冨田ラボの高度なアレンジが施されているかというのを解説。楽理的にも勉強になるなあ。
その中で、アレンジャーという仕事がどれだけ大変で、にもかかわらず作曲者と違って印税が入らず、不当な扱いを受けているかについて熱弁。
ベロベロになった美也子先生が「鼻歌でふんふん〜って…それで作曲って…(フン)」と、発言がエスカレートしていくのも面白かった。
velvetsunが自宅から近かったらなあ…ライブで観に行きたいのに。

Polyhedra ポリヘドラ

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