「藝祭でエビデュオ。」


日曜日は朝から天気も良くないし、家に居るかな〜と思っていたところ、前日に中村ムネユキさんのツイートで、東京芸術大学の学祭で、小田朋美×田中教順DUOが急遽ライブを行なうことを知った。
藝祭にはいずれ行ってみたいと思っていたし、そもそも芸大の中に入ったこともないので、いい機会かと思い、小雨降る中いそいそ出かけた。
「環々館」という模擬店で12時半からの予定ということだったので、午前中に上野に着いて、学内をうろうろ。校舎内の絵画の展示なども見て、学祭の雰囲気も堪能。
現役芸大生で教順さんの後輩という方と、美学校・ペン大でご一緒しているので、Twitterで模擬店の場所を尋ねて会場を探す。
途中、楽器を運ぶ小田さんを見かけたりして、ビール片手にステージ前でセッティング中からじっくり見させてもらいました。

急遽決まったライブで、どの曲を演奏するかも決めていないといいながら、独自の解釈でアレンジされたカバー曲を次々披露。
「夜電波」でもフライングでオンエアされた、Perfumeの「Love The World」。他にもクリスタル・ケイUAのカバー。隠れた名曲、小池珠緒の「鏡の中の十月」など。
喧噪の中で、マイク・機材も十分でない状況でも、素晴らしいピアノの演奏力、そして小田さんの透明感のある歌声はしっかりと耳に届き、学内中庭の樹々の下で聞くとムードも良くて、すっかり癒された。
教順さんのドラムも、小田さんと一緒に歌うようなドラミングで、二人のコンビネーションの良さはバッチリ。ポリリズムを駆使したアレンジの中で、自在にリズムを刻むカッコ良さに見とれた。
スパンク・ハッピーの「Angelic」のカバーでは、ドラムを叩きながら歌声も披露。
観客から「エビー!」というコールに苦笑しつつ、歌詞がうろ覚えと言いつつも、小田さんときれいなハモリを聞かせてくれた。
小田さんのデビューアルバムは10月のリリース予定だそうだが、オリジナルに加えてこれらのカバー曲も収録されるらしいので、楽しみ。
レコ発ライブも予定されているらしいし、今後もこのデュオでの演奏が聞ける機会もあるだろうから、またぜひ観に行きたい。


せっかく上野まで来たからと、ついでに帰り、久しぶりに動物園に寄った。
毎回、その時にブームの動物に注目して見ると、何度来ても飽きない。
今回はカワウソをしっかり見て帰って来た。意外にツキノワグマの動作が面白くてしばらく前を離れられなかった。パンダは怠惰だった。



彩