「10TONES」

Illuminate ~the very best songs~

Illuminate ~the very best songs~


日比谷の野音に「10TONES」を観に行った。
Little Creatures高田漣伊藤大地などが所属する事務所の10周年記念興業らしい。
ゲストで菊地先生が出演されるというので、とりあえずチケットを買っておいた。
所属アーティストを格闘技ジムの選手に見立てて、第一試合から10試合まで、プロレスの対戦カードのように並べたタイムテーブル…「高田漣 vs 高橋幸宏 スペシャシングルマッチ 20分1本勝負」!?…どういうイベントなのかさっぱりわからない(笑)。
とりあえず日比谷に向かったが、地下鉄の出口を出て公演内に足を踏み入れた瞬間に、突然の雷雨。
雨具を何も用意していなかったので、とりあえず避難した木の下からしばらく動けず。
中止かな?と思ったが、しばらくすると小降りに。急いでコンビニまで走り、雨合羽購入。
蒸し暑さに汗だくになりながらも、公演スタート。

若手実力派プレイヤー揃いのTONE所属選手が、次々と登場するレジェンド級の大物アーティストとセッションを繰り広げる。
細野晴臣高橋幸宏鈴木茂渡辺香津美大貫妙子UA、そして菊地成孔…これだけの面々を一度に見れるとは、なんとも贅沢なイベント。
フェス並みのラインナップなのに、チケット代はサンキュー価格の3900円だったから、すごい得した気分。
やがて雨も上がり、公園の樹々の蝉たちが一斉に鳴く中、トワイライトタイムにかけて、ゆったりと開放感のある曲に心地よくさせられ、時にスリリングなテクニックの応酬も見応えあり、夏の野音を存分に満喫した。
圧巻だったのはトリを務めたUA。裸足で自由に踊りながら魂を揺さぶる歌声を聞かせてくれるその姿は、もはや神々しくシャーマンのようだった。
このイベント、10周年記念の一回きりと言わず、またぜひやってもらいたい!
THUNDER

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