「ベイマックス」


仕事帰りにTOHOシネマズ日本橋でレイトショー。
観よう観ようと前から思っていた「ベイマックス」だったが、休日の昼間観に行こうとすると、どこも吹き替え版しかやってない。
やっぱり初見はオリジナルで観たいというので、検索したら21時半からやってたのがTOHOシネマズ日本橋
祝日前夜とあって、映画館はもちろん、周辺施設の飲食店もかなり賑わっていた。
ベイマックス」…劇場で何度も予告編を観ていたが、もともとディズニーアニメがそんなに好きでもなく、失意の少年の心を癒すハートウォーミングな物語としての側面が強調されていたようだったので、最初はほとんど興味が持てなかった。
その後Twitterでの評判を見たり、宇多丸氏の評論を聞いたりして、「いや、実はそんなお涙頂戴の物語ではなく、かなりアツいヒーローアクションものとして単純に面白い!」のだということを知って、俄然観る気がわいた。
実際観てみて、やっぱりこれは原題の「BIG HERO 6」のままで良かったのではないか、と思った。
なんだ…これ「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に匹敵する、アメコミ映画の傑作じゃん!
アニメのクオリティがハンパないのは言うまでもなく、アクションシーンの見せ方も最高だし、細部まで作り込んだ世界観も…特に日本人には馴染みやすいし。
あの目がギョロっとしたフィギュアみたいな人物造形が苦手だったのだが、動くと表情豊かで、見慣れていくとだんだん感情移入できるようになってきた。
もちろんベイマックスは最高にキュート。
ただ、やはりこれはベイマックスを含めた6人のチームとしてのヒーローアクションものとして観たほうがいいと思う。
思っていたよりも展開がスピーディーで、泣かせる場面も意外にサラッとしている。それよりも作り手側の遊び心が満載なところに呼応して、観る側の気分も高揚していくので、あっという間に感じた105分。
ちょっとツッコミどころがあったり、エンドロール後のよくわからないおまけエピソードなんかも、またアメコミっぽくて良かった。
これが日本でもNo.1ヒットになるというのは納得。エンターテインメントとして最高クラス。やはりピクサー恐るべし。

Big Hero 6

Big Hero 6