「跨ぎに緊張感がないシーズンの最終回。」

「粋な夜電波」第226回はシーズン9の最終回。
にもかかわらず、ファミレスで恋に落ちた爆食い女子の話や、労力士の紹介など、通常営業のフリースタイル。
番組の永久継続を希望するリスナーとしては、改編時期を気に止まなくて済むのはとてもありがたく嬉しいことです。
変わったリズムのトルコ音楽を紹介された部分を文字起こししてみました。

Horon

Horon

え〜…というわけで、トルコの音楽聞いてみましょうか(笑)…突然ですけど。
非常に変わった音楽です。あの〜…「ホロン」っていうんだけどね。
トルコの北部ですね。えっと…黒海の沿岸に…ラズ人…「ラズ」っていう…何て言うんですかね…人々がいて、ラズ人って人達がいるんですよ。
で、いわゆるその…何て言うのかな…世界中にありますけどね、例えばそうですね…アイルランドには「リバーダンス」なんかありますよね。
あの…「チェーンダンス」っつって、横一列に…横並びになって踊るダンスがありますよね。
あれ…あの…日劇とかのラインダンスの元になったとも言われてますけども。
ま、旋回するダンスだとか、いろんなダンスの形式がありますけども、横一で並ぶダンスの事を「チェーンダンス」って言うのね。
それの、トルコは…チェーンダンスのカルチャーが、すごい豊富なんですけど。
今から聞く曲はですね…そのジャンルの…「ホロン」ってジャンルの、ま…若手っていうかね、一番若手なのかな?…エミネ・ジョメルトさんっていう人なんですけど(笑)。
リズム聞いたら、とにかく腰抜けます。
これ…やっぱりアフリカ・中南米なんかの音楽を聞いて「リズムが豊富だ」とか言いますけども、まだまだリズムの鉱脈はね…インドなんかも含めてね、いっぱいあるわけなんですよね。
簡単に言うと、五拍子…っていうか五連符が使われてる…
番組のヘヴィ級リスナーの方だったら、ワタシあの…「世田谷区、セタガヤク…」とかね、たまにヒップホップの回、「今ジャズ」の回とかで、五連符の話してますけども。
それがモロに出てくる音楽です。ちょっと聞いてみてください。これで踊っているわけですね。
エミネ・ジョメルトさんで…あのトルコ語なんで(笑)…発音がちょっと心許ないんですけど、「ウヌタマイ…ベニ」だと思いますね。御聞き下さい。
(曲)

はいはい…これ打ち込みではありませんので、どこが五拍子…五連符かっていうのが、なかなか掴みづらいと思います。ただ、「変わった…つんのめったリズムだな〜。」ってのは分かると思うんですけど。
これは…「ドレミファソ、ドレミファソ…」「セタガヤク、セタガヤク…」「1・2・3・4・5…」
で、この1拍が5等分されてるんですよね。
「ドレミファソ、ドレミファソ…」「セタガヤク、セタガヤク…」ってね。こういうもんがあんですね。
で、それに合わせて…歌は5等分で歌ってないです。歌はふつうに四等分で歌ってるんで。これも一種のポリリズムですけどね。
はい。これは音楽自体はね、10分以上あるんで(笑)…絞りますけども。
こういったものもあるんだ、ということですね。世の中にはね。
そうですね…ま、今日はシーズン9最終回、お疲れ様でしたって感じなんですけども、まあまあ…先週か先々週ぐらいから、ずっと言ってるんですけど、シーズン10にそのまま…同じ時間帯、スタッフも何も変わらず進んでいきますんで(笑)。
これほど跨ぎに緊張感がないシーズンも珍しいっていうかね。毎回毎回、昔…ドキドキしたもんですよね。
シーズン1からシーズン2とかね。2から3とか、なんかいろいろ…スポンサーが付くとか、スポンサーが日本から撤退したとか(笑)、なんか…上や下への大騒ぎでなんかもう…一喜一憂してたのがバカみたいだなっていう。
もう、ほっとくとずっとこのまま続く…何かもう住み着いちゃった人みたいになってますよね、今ね。
おそらくね…ワタシが辞めたいって言わない限り続くと思うんですよね、この番組(笑)。
でもわかんない、何かがあってね…思い切って舌禍とか起こして、途中で中止にしてやろうかな…とか、パンクな衝動が出てきたりするんですけど(笑)。まあ、そんなこと…自分らしくもないですからね。あれですけども。


SOULED OUT/DELUXE EDIT.

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