「ラジオからテレビ、そして宇宙へ。」

TBSラジオ菊地成孔の粋な夜電波」第304回は、古谷有美アナウンサーと一緒に生放送。
コントでは度々登場されていた古谷アナの素顔が垣間見えたフリートーク
子供の頃の夢を語り合った部分を文字起こししてみました。

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カイピ Caipi (Japan Edition)

カイピ Caipi (Japan Edition)

菊地 (メールを読んで)「古谷さん、宇宙飛行士になりたいそうですが、いけそうですか?」だそうです。
古谷 ああ〜…行きたいですね、宇宙に。
菊地 宇宙に行きたいんですか?
古谷 はい。小さい時、一番初めに…将来なりたいもの…で思ったのが、宇宙飛行士でした。
菊地 でも、あの…ほんとに…まあまあ、後付けっちゃ後付けですけど…
古谷 はい。
菊地 宇宙飛行士顔ですよね。
古谷 (笑)…ちょっとその詳細を…。
菊地 宇宙飛行士で女性の方とかいますよね。
古谷 ああ、はい。山崎さんとか。
菊地 だとか、あと外国の方とかね。
古谷 ああ、はい。
菊地 なんかに共通するものがありますよね。髪が…まあまあ、髪の毛はどうにでもできるけど。
古谷 ちょっと…アゴがシャープなところとかですか。
菊地 いやいやいや(笑)。
古谷 菊地さん、目を合わせて笑ってくださいよ。目を逸らすっていうのは「そうだな。」って認めてることと一緒ですよ。
菊地 違いますよ(笑)。顎の部分は…見えないです、これで。
古谷 ああ、うまく隠れて…。
菊地 そう…うまくっていうか(笑)。そんなに気にすることですか、それって。
古谷 大きく頷くじゃないですか。
菊地 いやいやいや。その…あれですよ。外国行ったらセクシーだってことになりますよ
古谷 ああ〜。
菊地 外国行ったら禿げもセクシーですからね。
古谷 そうかあ。シャクレ族とハゲ族…。
菊地 そうそうそう。しゃくれと受け口の問題はね、こないだも話題になりましたけど。あ、違うか…あれオフエアだ。全然気にすることないと思いますけどね。
古谷 ありがとうございます(笑)。
菊地 まあ…そうですか。宇宙…これ今後も…あ、TBSのアナウンサーとかなると…
古谷 はい。
菊地 可能性がゼロでは無くなってくるのでは?
古谷 そうなんですよね。昔、秋山さんという記者の方が実際に宇宙に行かれてますので。
菊地 行ったよね。はいはい。
古谷 アナウンサーでも、もしかすると…宇宙からリポートっていうのもありえなくはない…
菊地 ありえますよね。
古谷 はい。
菊地 まあ、そうですね。一年後とは言わないけど、10年後になったら、かなり楽に行けるようになってるはずで。
古谷 うん。
菊地 そしたらもう…あるんじゃないですか。
古谷 なんか「宇宙での声の響きは…」…あ、声響かないか(笑)。
菊地 響かないとか、そういう問題じゃないと思いますけどね。
古谷 アナウンサーならではの、なんかそういう…ね、宇宙実験要素があればいいんですけどね。
菊地 はい。なんでその…宇宙飛行士になりたいんですか?(笑)。
古谷 なんで?…いや…
菊地 オレ、絶対なりたくないけどね(笑)。
古谷 多分それは…生まれ育ちが北海道なんですけど…
菊地 はい。
古谷 やっぱり夜、星をよく見ていたので。
菊地 ああ〜。
古谷 そこに結構大きな要因があると思います。
菊地 あまりにも美しい話ですねえ。
古谷 ねえ。
菊地 「北海道で見える綺麗な星を見ていたら、宇宙飛行士になりたい少女が育ちましたとさ。」っていう。
古谷 それなのに東京のテレビ局で、こんな真夜中に…
菊地 (コントで)「セックス」とか言ってるんですよね。
古谷 はい。
菊地 (笑)。
古谷 言わされてるんですよ、もう〜。
菊地 すいません、すいません。どうもすいませんでした。
古谷 (笑)。
菊地 なるほど。そうですか。へえ〜。
古谷 はい。
菊地 でも、これは全然…見果てぬ夢とかじゃないですよね。いずれにしても。
古谷 そうだといいなあ…と本当に思います。
菊地 もう、あれじゃないですか。宇宙飛行士の格好とかして写真撮ってたらいいんじゃないですか。
古谷 いいですか。あ、でもちなみに今、自分がやっているSNSのトップ画像は宇宙飛行士の格好です
菊地 (笑)。もうやってんだ。
古谷 はい。
菊地 古谷さんって「こうしたらいいんじゃないですか?」って言うと、もうすでにやっていること多いですよね(笑)。
古谷 ええ〜?、なんかありましたっけね(笑)。
菊地 先手先手が…そうですか。
古谷 菊地さんの夢は何でしたか?…小さい頃の。
菊地 小さい頃の夢ですか?
古谷 はい。
菊地 小さい頃の夢は…そうですね、呑み屋をやる事かな。
古谷 (笑)。
菊地 はい。家が呑み屋だったんで。
古谷 ああ〜。
菊地 呑み屋をやりたいですね。いまだにやりたいですね。
古谷 でも、まだやってないん…ですよね。
菊地 やってないですね。
古谷 そうですよね。
菊地 あの…キャバレー持ちたいですね。
古谷 ああ〜。
菊地 はい。キャバレー持って、バンド入れて、踊り子さんも入れて、お客さん入れて、美味い食いもん出して、美味い酒出して…毎日楽しみたいですよね。
古谷 ああ〜。じゃあ、最近話題になった「ラ・ラ・ランド」という映画の中で、主人公の男の人が…
菊地 ああ、ライアン・ゴズリングね。
古谷 はい。ライアン・ゴズリングのあのお店のね、「Seb’s」っていう…ああいった感じで。
菊地 あれは、あの…昔伝説だったジャズの店を…が今落ちぶれちゃって、ジャズが駄目になったんで。で、落ちぶれて今、インチキなバーになってるんですよね。ラテン・バーに。
古谷 そう。「トルティーヤなんかを出す!」って言うような。
菊地 そうそうそう。それを「ちゃんとした格式のあるジャズ・バーに戻すんだ!」っていう意欲で、ライアン・ゴズリングが動く映画ですよね。まあ、何とか頑張って観れば…っていう感じですけど
古谷 (笑)。
菊地 あんまりよくわかんない映画でしたけどね(笑)。
古谷 菊地さん出すんだったら、お店の名前何がいいんでしょうね。
菊地 そうですね。まあ、店の名前っていうか、そうですね…特にジャズがやりたいわけでもないんですけどね。
古谷 へえ〜。
菊地 とにかく店は出したいです。デカイのを。
古谷 はい。
菊地 グランド・キャバレーっていうのが、今日本に無いんで、あんまり
古谷 ああ〜。
菊地 昭和はあったんですよ。
古谷 はいはい。
菊地 ものすごい広い、だだっ広いのが。あの…なんか来た。(スタッフがプリントアウトした物を持って)来ましたよ〜。
古谷 あっ、それは…私の写真ですね。
菊地 (笑)。
古谷 宇宙飛行士の服装をしている…
菊地 すげえな、これ!
古谷 ほんとにごめんなさい。これですね…
菊地 これって相当な予算掛かるでしょ。
古谷 本物の宇宙飛行士の格好、宇宙服なんです。
菊地 だって書き割りとかじゃないですもんね。
古谷 じゃないんですよ。あの…でもこれ、実は誰でも撮ることができた写真で…
菊地 はいはい。
古谷 六本木の美術館で「宇宙と芸術展」という展覧会が、一時期開催されてまして。
菊地 なるほど。
古谷 その中で「どうぞお写真撮ってください。」というブースがあったので。
菊地 ああ、なるほど。
古谷 でも見てください、この表情。浮かれてますよ〜。
菊地 これは古谷さんとはちょっと思えないぐらいの…浮かれが出てますよね。そうそうそう(笑)。
古谷 今、やってますけど、その顔。
菊地 はい、その顔になってますよね。
古谷 はい。
菊地 へえ〜。普段のクール・ビューティじゃないですね。
古谷 いや、普段クール・ビューティではないですよ。まったくもって、もうほんとに。
菊地 そうですか(笑)。
古谷 ありがとうございます。写真をわざわざ。
菊地 というわけで、まあ…古谷さんには「テレビから宇宙へ!」と(笑)。ラジオからテレビ、テレビから宇宙へと羽ばたいていただくという…
古谷 そうですね。電波が飛んでいるエリアに実際に行ってみよう!」ということですね。
菊地 なるほど(笑)。面白い!
古谷 「粋な夜電波」なんで。
菊地 そうですね。
古谷 キャッチしてきます!

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