「いい意味で悪い奴。」

「粋な夜電波」第384回放送はフリースタイル。
最先端の音楽を紹介しながら、とりとめもない四方山話。
番組前半のゆるいトークの一部を文字起こししてみました。

SINK [12 inch Analog]

SINK [12 inch Analog]

あの〜…老力士(ロレックス)的に言うと、貴乃花さんは…日々、天龍源一郎さんに近づいてきてるんで(笑)。やがて天龍さんになると思いますけどね。入れ替わるかどうかは別として。
とはいえ、ワタシ自身は…ま、貴闘力ですよね。とにかく。
今テレビでガン見するっていうかね、キンプリももちろん観てますけどね。もう安定的なコンテンツになりましたから。
もう今のホットコンテンツは貴闘力ですよね。一人称「俺」っていうね(笑)。
あの…芝田山広報がね、元大乃国さんですよね。甘いもんがお好きで、スイーツの本まで出した方がね、スイーツがビターになっちゃって(笑)。代わりに貴闘力さんのね…
あの方こそ「維新力(いしんりき)」だと思いませんか?…声といい喋り方といい、顔つき…喋ってる時の顎(あご)の置き方といい、長州力さんそっくりですよね。貴闘力さんね。うん。
貴闘力貴闘力…って言ってますけど、維新力ですよね。維新力さんは別人ですけどね(笑)。だんだん、こう…貴闘力維新力になっていくっていうね。
あれこそWBOですよ。WBOなんて、この番組で言うこと自体が懐かしいですけど。
「W(悪くて)B(バカで)O(面白い)」というね。ま…バカって、貴闘力さんをバカ扱いしちゃいけませんけど(笑)。
その…悪くて面白いってことですね。あれはね、相当の上玉ですよね。「あれは…」っちゃあ、失礼ですけどね。一発テッポウ食らったら、こっちは死んじまいますけども。
なんての?…ヤバい話とかも、ちょっとするじゃないですか。
で…アタシなんかもそうなんですけど、皆さんもちょっとシミュレーションしていただきたいんですけど。
ヤバい話する時って、それまで顎上げて、ちょっとこう…基本的に貴闘力さんと同じ感じで顎上げて喋っていただきたいんですよ。みなさん、ちょっとね。
で、「俺はなんとかかんとかで…。なんとかじゃないすか。」って、顎上げて喋ってて、で…「ここだけの話、これちょっと言いづらいんですけど…。」って言う時は、さすがにちょっと顔下げて…。
なんて言うんですかね、耳元でひそひそするような感じっていうんですかね。そこまでしなくても、それに類似するムーブとして、ちょっとこう…下げた感じで。やっぱ顎がちょっと下がると思うんですよ。
「でも、あの件はやっぱり協会が…。」って、こう下がるわけでしょ。
でも、あの人下げないままですよね。
「細かいとこ観てんな、オマエは!」って感じなんですけど。昔から客商売でね、家が飲み屋だったら、そんなことばっか細かいとこ見るガキが育つんですけど。
顔を上げて顎上げたまま、目線と…眉間に皺寄せて、表情と声だけで「ヤバいんですよ、この話は…。」ってのを、顎上げたままできる人ってのは、本当に悪い奴(笑)。
悪いって…いい意味でですよ。いい意味で悪いって、なんか無茶苦茶な…エッセンシャルな話になってますけどね(笑)。
貴闘力さんが何かなさったというわけではなくて(笑)…「いい意味で悪い奴」って感じなんですけど。
要するに…凡人はね、下向いてひそひそすんのね。だけど、不良のほんとにコクのある脂っこい人ってのは、上を見た…顎上げたまま…。
やってみてください、みなさんも。顎上げたまま、眉間に皺寄せて「いやぁ、あの話はヤバいっすよね。」って、顎上げたまま出来た時には、ワンランク上だってことがね…わかると思いますけど(笑)。
そして、知らない間にどんどんどんどん長州力さんに似てるという意味で、ここにやっぱり…貴乃花さんが天龍源一郎に、で…兄弟子の貴闘力さんが長州力に似てく…というね、一つの相撲界とプロレス界という、オリジンから分かち難く…。
やっとプロレス界と相撲界ってのは、袂を完全に分けたのかな?…と思ったところにやって来た、コクのある昭和を思い出す老力士2大…って感じですけどね。


はい。もう一曲いきましょうか(笑)。
今年もね、16年…が凄かったですけどね。やっぱあるんですよね、ワインと同じでグレイトヴィンテージが。16年は相当いい年でしたけどね。今年もヤバいですね。18年デビュー組は相当な才能の人が…まあ、塁に溜まってた人が…出塁してた人が一気に得点したって感じで。
クレア・レネイっていう人なんですけど。今から「Yes You Are」という曲を聴きますが。まあ、この人もアルバム…どれでもいいです。「Let Me Glo」っていうアルバムを出しました。
この人はシンガーでソングライターで、しかもダンサーなのね。相当…単なるソウルとかR&Bのダンスじゃなくて、コンテンポラリーとかもやっている方なんですけども。アルバム、相当素晴らしいですね。
はい。1曲聴いていただきましょう。Yes You Are」という曲ですね。


Let Me Glo

Let Me Glo

(曲)


はい。クレア・レネイで、アルバム「Let Me Glo」から「Yes You Are」という曲ですね。え〜…まあまあまあ、素晴らしいですよね。普通に。いい気分って感じですよね。
で…これがね、最近のね…何っつったらいいかな〜…ハイクオリティ・ミュージックと、非常に雑に言ってしまえば…ですけども、ハイクオリティ・ミュージックのアルバムに共通する事なんだけど、もう4分以上の曲がほとんど無いですね。2分ぐらいで勝負ついちゃうっていう曲が多くて。
この番組、1時間で4曲って決めてるんですけど、「ジャズ・アティテュード」の時なんかはね、ジャズの人たちしつこいからね(笑)…20分とかあるんですよ。しつこくない方でも普通に8分とかある…6分とかある世界なのね。
逆に3分なんかあったら、ジャズって「何も言ってねーよ。」ってまま終わっちゃいますからね。
なんだけど…もうR&B、しかもオルタナ、フューチャリスティック…ってなってくると、もう2分あれば、そのビートで言いたい事言えちゃう…言い切れちゃうんで。いっぱい曲があるんだけど、聴き心地としては、もの凄く軽いっていうね。
だから今日よっぽどね、1枚のアルバムから2曲ずつかけようかなと思うぐらいです。1分ちょっとの曲もあるのね。


Night Visions

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ヘコメサール RECOMEÇAR

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