「時をかける少女」
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- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2007/04/20
- メディア: DVD
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83年の大林宣彦版、原田知世主演が公開された時のこともぼんやり覚えているが、実際に作品は観ていないので、どんな話なのかもよく知らなかったりする。主題歌の印象だけは強く残っているのだが。
まずは「アニメに向いてる話なのかな?」という疑問が浮かんだが、「サマー・ウォーズ」を観て、細田監督の日常と非日常の描き分けのバランスの良さと、その両方を十分魅力的に見せる演出力の確かさに信頼を置いているので、大いに期待した。
いや、確かに面白かったし、いい作品だった。口コミでじわじわ支持が増えていったというのもよくわかる。
自分はなかなかアニメのキャラクターに思い入れを持てないのだが、この作品の主人公・紺野真琴は生き生きとしていて実在感があり、その性格も魅力的だ。仲里依紗が声を担当しているというのも、アイドル映画としての「時かけ」というのを意識した狙いで、それは成功していると思う。
夏の日の情景、退屈な学園生活、ほのかな恋心…その刹那的な一瞬一瞬を切り取り、大事にフィルムに収めておきたいという、作り手側の気持ちにさえ共感してしまう。
細田監督作品を観て、だいぶ「アニメである」ことへの抵抗感はなくなってきた。 いずれ『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』も観てみたい。

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